【無印良品】メンズロングスリーブTシャツ縫製分析3つの特徴!!

無印良品のメンズロングスリーブTシャツの特徴の一つ目は、襟ぐりがW付け仕様になっていることです。この仕様は、従来のバインダー仕様とは異なり、身頃の生地と別の生地を2つに折ってミシンではぎ合わせる方法です。ロックミシンを使用することで、丈夫なはぎ合わせが可能となり、襟部分が首に沿うように工夫されています。

バインダー仕様は、身頃の生地を襟の生地でくるむ方法でしたが、W付けは異なる技術が求められます。襟を少し伸ばして身頃にくっつけることで、首に沿うように仕上げる一方、伸ばしすぎると襟が戻ろうとして身頃にシワが寄るため、その加減が非常に難しいです。この絶妙なバランスは、パタンナーが調整しています。

二つ目の特徴は、裾の始末が細2本針になっている点です。通常の2本針よりもステッチの幅が狭く、細かいデザインが特徴です。この仕様は、機能面だけでなく、デザイン性も高めるために採用されています。

2本針のミシンは、針の位置を変えることでさまざまなステッチをかけることが可能です。このTシャツでは、特にデザインとして2本針のステッチが使用されています。この技術により、無印良品のTシャツはシンプルながらも洗練されたデザインが実現されています。

三つ目の特徴は、襟が首に沿うように更に工夫がされている点です。従来の襟の伸ばし付けだけでなく、もう一箇所ハギを増やして襟が首に沿うように設計されています。また、ハギを増やすことによって、W付け仕様の襟がヨレやすいという欠点を解消しています。
ハギを増やすことによって、首にぴったりと沿う襟が実現され、見た目だけでなく着心地も向上しています。無印良品のTシャツは、このような細部へのこだわりが詰まっており、着用者に快適さと満足感を提供します。