社長のつぶやき

日本の最低賃金が上がるという事

日本の最低賃金が毎年何月に上がるか
ご存じですか?
もし、今、日本で服作りをしているのであれば、今後、したいのであれば
これを知らないという事は
あまりにも無責任です。

と厳しい言葉で始めましたが
過言ではないです。

なぜなら、日本の繊維系の工場では
最低賃金かそれに近い賃金で働いている方が沢山います。

そして
「最低賃金が上がったので見積もりをやり直させてください」
とお客様に伝えると
「そこを企業努力でなんとか」
と…
もちろん、理解のあるお客様も沢山いらっしゃいますが
そうではないお客様もいらっしゃることは事実です。

ちなみに、工場と言っても、縫製工場だけではありません
生地を作り、染める工場、製品を染める工場、プリントをする工場…
その他も服作りに携わる工場の多くが、今もギリギリでやっています。
そんな中、「企業努力でなんとか」は…これは単なる弱いものいじめです。

アパレルさんが服の値段を上げれば、お店で売れる数量は減るかもしれません…
だからといって生産現場の値上げを拒否したら、現場自体がなくなります。

本当になくなるんですよ。

川上から川下まで一丸となってこの問題に向かい合う必要があるんです。
〝誰かだけが泣く〟ことない業界にしなければならないんです。

「そんな最低賃金で働かなきゃいけない業界なんてなくなればいいじゃん。」っていう意見もあるでしょう。
それも分かります。

でも、現実はそんなに簡単じゃないんです。
我々にも守る人がいて、生活があるんです。
機械じゃないので、〝もういらない〟でスイッチオフにはできないんです。

このブログが届くべきところに届くことを祈っています。

参考までに日本経済新聞さんの最低賃金に関しての記事(2024年7月23日)を載せておきます。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA177AF0X10C24A7000000/

では、また。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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